オーダーメイド・オリジナル結婚式を「仲良く作ろう」としているカップルへの重要なポイントを話してみようと思う
去年の2月ちょうど結婚式を行ないました。いま振り返っても、沢山の人に助けて頂いたおかげで良い経験と最高の思い出となりました。改めて、参加してくださった方々、ご協力くださった方々本当にありがとうございました。
「たった一度だけ」僕と妻とミナサマノオカゲサマデシタ、結婚式。2.19
結婚式とは、高いお金を払い、奥さんがやりたいことをやらせてあげる、そんなものだと思っていた。 2人で式をつくろうと決めたのおよそ4ヶ月前。 ケーキカットはしたくないから、2人の初めての共同作業はこの式を作ることにしようという提案に賛成した。 コンセプトは美術館。 ...
何か少しでもこれからの
「自分達で結婚式をつくろう」としている、もしかしたら少し風変わりなカップルへの参考になればと思い、自身の回想も兼ねて書いてみようと思いますので、是非お読みください。
【心構え】
まず、これが確実に2人でこなす初めての大きな共同作業であることを自覚すべきだと思います。
男性は、協力的かつ紳士的に、嫁ファーストを心がけてください。
女性は、主演は間違いなくあなたですが、大切な助演の存在を疎かにしないようお気をつけください。
自分が男なので、男性の方へのメッセージ性が強くなりますがお許しください。
【予算】
いきなり現実的な話ですが予算。
まずは参考までに平均を調べてみました。
より拝借しております。
貯金+ご祝儀(想定)+親・親戚等からの援助
=結婚式にかけられる費用
ということになります。
余力を残して旅行に充てるもよし、全力で式にやりたいことを盛り込むのも良いですね。
「共同作業」と捉えて予算を組みましょう。
数字に強ければ、ここは男性が前に出ると〇
率先して、手や頭を動かしていきましょう。
【コンセプト】
予算が決まったら次はコンセプトです。「コンセプト=どんな式にしたいか」
です。
これは様々あると思います。
皆さんできれば一生に一度の方が良いと思いますので、しっかり2人で話し合って決めましょうね。ここでしっかりイメージが共有するためのブレストができると進めやすいです。
ちなみに私達は「美術館」をイメージソースに計画しました。2人とも美術館やギャラリーなどが好きなこと。自分達を題材に友人達にお願いして作ってもらった絵やアート作品を式全体を美術館に見立て、展示して装飾をしました。2人が出会ってから特に繋がりの濃い人や物、出来事を中心に、ゲストの方に見てもらおうというコンセプトでした。
【場所選び】
次は、やりたいことが叶えられる場所を探しましょう。googleさんに聞くと、全てがセットになっていることがほとんどですが探せばきっと見つかるのであらゆる検索をかけてみましょう。
選択肢として迷っていたのは、
《クレイジーウェディング》
CRAZY WEDDING
コンセプトウェディングならCRAZY WEDDING(クレイジーウェディング)。コンセプトウェディングの専属プロデューサーが予算、会場選び、コンセプト作り、装飾、ウェディング当日の準備まで、すべてをサポート。おふたりの個性をコンセプトで表現した、世界にひとつだけのウェディングを創り上げます。
こちらは、専属のプランナーさんがついてくれて2人のコンセプトからヒアリングし、会場探しや装飾、当日の準備等々まで一緒になって取り組んでくれるサービス。
ウェブサイトを見てるだけで楽しいですね。
また、全く自分達で組み立てるのは自信が...という方は、フリーランスのプランナーの方に依頼して探してみるのもいいかもしれません。
僕達夫婦が当日大変お世話になり、足を向けては寝むれない、
SAITO CHIE (@saito_chie_) * Instagram photos and videos
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本当に明るくて、人間力の高い素敵な方です。仕事バリバリですのでコンタクトが取りやすい方はおススメです。
ちなみに私達は、レストランとフォトスタジオが併設された場所を会場にしました。
《マルクト》
Markt|二子玉川のアンティークレンガの一軒家レストラン
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元々レストランとして利用したのがきっかけで、食事も美味しかったことと、フォトスタジオ部分のスペースと音響等が一般的な結婚式場に比べ、自由度が高めに借りられたところが決め手でした。
この場所が見つかるまでは中々大変でした。
・食事が美味しい、暖かいこと
・装飾、持ち込み、演出のうえで自由度が
高いこと
・駅近い
この二つが最も優先すべきことでしたので、探しては見に行きの繰り返しでした。
十分に探してから式の日取りを決めても良いくらい場所は重要です。
男性の方、休みのたびに連れ出されるかもしれませんが諦めて楽しみましょう。
【食事・装飾・衣装・プログラム】
ここから中身を考えて行くことになります。
大きく分けてこの4つが柱になってくるでしょう。
ここから決めるのは、4つの中の優先順位。
「どれが重要」ということではなく、「どれから決めて行きたいか」と言ったイメージです。男性は一緒じゃねーか!と思いそうですが、くれぐれも1番目より4番目は適当でいいということではないですのでお気をつけください。
これを決めることで予算の振り分ける比重も決まってきます。
どこかにお願いするものがほとんどですが、丸投げなのかある程度自分達で参加するのかによって変わってくると思います。
私達は、
衣装→装飾→食事・プログラム
くらいの感覚でいました。
得意かつ、好きなものが前に来ますね。
実は2月に式をすることを決めたのは前年の10月も終わる頃でした。
4ヶ月では短すぎるでも、熱量が続く期間って限られてますよね。
《衣装》
衣装はオーダードレス、レンタルドレスなど色々あります。私達は、奥さんの友人にお願いしてドレスをオーダー。
《メモリアルウェディング》
memorial wedding
オーダーウェディングドレスのメモリアルウェディング
僕の衣装は、祖父のフォーマルをリサイズしたものとセレクトショップで好きなセットアップを選びました。結果レンタルとほぼ変わらない金額くらいだったように思います。2人ともファッションが好きなのでここは満足のいくものにしたかったですし、ぼくは仕事柄普段の時もたまに着ています。
《装飾》
装飾は完全にお願いしました。
《te-n.てん神楽坂の花屋》
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予算とイメージを伝えてまるっとお願いしました。電飾や花やその他設置や撤収も含めて、20万円弱くらいお支払いしましたが大変満足のいくものでした。
事前にウェブやSNSで調べていたのでイメージはつきやすかったです。なんとなくフィーリングの合う方とお仕事した方がしっくりくる場合が多いので実際にコンタクトを取ってみることをオススメします。
《食事》
食事は元々がレストランなので、暖かく目でも舌でも味わえる料理の数々が好評でした。
一般的なコース料理の料金人数分くらいの予算でした。ケータリングなどの冷めたお料理は味気ないので、場所選びはやはり重要ですね。
《プログラム》
プログラムに関しては、完全にオリジナルで台本から作りました。2部構成にしたので司会は友人、妹と後輩に。喋れる人が周りにいればお願いしても良いのかもしれませんが、まぁまぁの負担だと...
『お願いしたら使命感を持ってやってもらえる』
『仕事またはスキルとして喋ることが備わってる』
どちらかまたは、両方を兼ね備えたご友人がおすすめです。
プログラムの中身はよくある式の内容をベースに、時間の調節をしながらつくりました。
ギリギリまでかかりましたので、この辺の根気は必要かと思います。
《その他》
このほか、招待状等はこちらウィングドウィールにお願いしてかなり個性的なものを作りました。
引き出物はかなり縁のあるコーヒーハウスのコーヒーやパティスリーのお菓子を。
この辺りからは本当にそれ必要か?
と投げかけながら大事なものを残していく。
その作業の繰り返しですね。
予算と優先度の高いものを見比べながら仕分けていきましょう。
そうこうしているうちにもうきっと当日はすぐそこまで来ているはずですので、楽しむための準備と体調管理に集中しましょう。
ここまで読んで。
大変だと思う方がほとんどではないでしょうか。
特に男性がやる気になるのは中々難しいかもしれません。
そして、『魔の言葉達』をうっかり口にしてしまいます。
・「いいよ、〇〇の好きなようにして」
これは、一見喜ぶかと思いきやダメです。
協力的でない姿勢には鋭い批判が返ってくるでしょう。奥さんを思って言ったことかもしれませんが実は全く意味為さず、それどころか確実に揉める火種となるでしょう。
・「お金好きなだけ使っていいから。俺忙しいし、あと任せるわ」
これもツライ。
経済的には魅力的ですが、奥さんは一人でことを進めなきゃいけないので心労を察します。
『鍵は旦那さんが握っている』
あくまで2人でつくるものですので、奥さんの幸せな姿をみんなに見せようと思うのであれば、鍵は旦那さんが握っていることに違いないでしょう。
「花嫁が美しく幸せそうで、飯がうまけりゃ、結果文句はでない」
これは先輩からいただいた言葉です。
まさにそのままスッと入ってくるので、行き詰まるとこれを良く思い出しました。
時には諦めやプランを変更することも大切です。しんどくなって来たらはじめに決めたコンセプトを思い出して頑張ってください。
結婚式はかける時間やお金やエネルギーは多大なものです。ましてや自分達で組みあげるとしたらなおさら。人の時間もいただくことになります。
それならば、来てくれる人達も自分達も素敵な思い出になるように全力でやろうじゃないか。
そう思える2人にはおススメします。
式が終わってからは、
何より達成感が1番強かったです。
「やりきったね」とか、「思ったより友達いたよね、お互い」とかそんな感想でした。
日頃あまり喧嘩することがないカップルでもおそらく揉めます。見たことのない一面や意外な発見もあるかもしれません。
血の繋がりもない他人ですから当たり前と言えば当たり前です。
その発見を繰り返しながら楽しく過ごしていける相手とだから末永く暮らしていけるのではないかと式を通して思いました。
どんな結婚式でも、これからご結婚される方が幸せな式になりますようお祈りしております。特に男性の方、頑張ってリードしてください。
美容師のくせになぜこんな記事を書いているのかと途中自問自答を繰り返しましたが、身近な友人に宛てるつもりで書きました。
長々と最後までお読みいただきありがとうございました。
GINZA PEEK-A-BOO AVEDA GINZA SIX
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