必読!!5月から始める、髪と紫外線講座 vol 1
澄み切った空、新緑の葉っぱ達が、爽やかな風にゆらいでいる5月。
半袖のシャツを着た人が表参道を歩きながら、降り注ぐ陽射しを眩しそうにしている姿をよく見かけます。
降り注ぐ、陽射し。
かれこれ美容師になって8年になります。この季節になると、サロンの中から、
あの目に見えないはずの、
UV-BやUV-Aが、
お客様が日頃丁寧にケアしている大事な髪を、
美容師が丹精込めて作ったヘアデザインを、
ぶち壊そうとしている様をみて、心を傷めております。
さて。
まずこんな顔になるでしょう。
髪もこうなります。
髪に関係のある紫外線は2種類です。
UV-AとUV-B
最近はロングUV-Aなるものも発見され皮膚に被害をもたらしますがまず、とにかく、
敵はUV-B。
敵が攻撃してくるのは、
➀キューティクル
そして
➁色
と
➂地肌
キューティクル
髪の表面にあるキューティクルが傷むことによってわかりやすく髪はゴワつき、きしみやひっかかりを感じるようになります。
色
髪の色をつくるメラニン、そしてヘアカラーによって染まった色味(染料)をダイレクトに攻撃して、すぐにキンキンの抜けきった色にしてしまいます。
地肌
こちらは間接的ダメージ。日焼けした肌をそのままにしておくと、活性酸素の影響で、放置した油のシミが黄ばむように、頭皮を黄ばませ、保湿力や弾力を低下させます。
活性酸素のダメージを受けた地肌からは、秋口、エイジング毛が生えてきます。
今回は紫外線が髪と地肌に及ぼすダメージについてでした。
vol.2では対策とスペシャルな、ケアについてです。